CONCEPTアマルのおもい

子どもは「家庭」で育てられ
「学校(幼稚園・保育園)」で鍛えられ
「地域・社会」で磨かれると言われています。
発達の成長のスピードの差はあっても、脳はさまざまな経験を積むことで成長できます。「家庭」で家族との関わり、「学校等」で先生1に対しての集団での学習や行事を通してたくさんの脳への情報は得られます(インプット)。しかし、その情報を上手く表現、伝える(アウトプット)ことに困っているお子さまへは、「家庭」や「学校等」とは違った環境での経験が大切だと考えています。
アマルの由来
「アマル」の意味や由来は?とよく聞かれます。これは全くの頭の中に浮かんだイメージで、それを具現するなら丸くて柔らかい、壊れにくくて、形が変化する、バブルボールのような物です。
柔らかい頭と心でどのような状況にでも上手く対応し、丸く柔らかいので周りを傷つけることなく、それでいて壊れにくい強さを持つ、正に理想の形が「アマル」なのです。
この理想に近づく為に、世の中の状況が変わっても、変わらない為の変化を続けていこうと思っています。
PHILOSOPHY理念
大人になった自分をイメージできることが大切


「発達障がい」は特別なことではない
誰にでも「得手不得手」=「得意なことと不得意なこと」はあります。
「得意なこと」は、自信が持てるのでやる気も持ててやっていて楽しいと感じられるでしょうが、「不得意なこと」は、以前の経験から「失敗するかも?」と躊躇したり「やったことが無いから不安だ」と勇気がでなかったりします。
ご自身に置き換えて考えてみてください。
自信があること、やっていて楽しいこと、どうしてもうまくできないこと、自分には無理だとあきらめていることを。そして、それが周りの人と全く逆だったりしないでしょうか?それは「脳の発達の仕方やスピードの違い」からきています。「脳の発達の仕方やスピードの違い」を『発達の凸凹』と言います。「発達障がい」はこの『発達の凸凹』で、特別なことではないのです。
「正しい療育」とは
「その子に合った療育や支援を」とよく耳にしますが、子どもたちに無理強いはしない、失敗しないように苦手なことを先回りして排除してあげることは、一見思いやりのある支援のように感じますが、失敗から学ぶことは大きいです。
失敗体験が無いまま大人になった場合、免疫が無く対応能力が身についていないため「失敗してしまったこと」を受け入れられず、責任転嫁して「周りのせいだ」と思ったり、自分自身が許せず自暴自棄に陥り間違った行動に出てしまったりする恐れもあります。
それと同じく「やりたくないこと」はさせず「やりたいこと」だけをさせてもらって大人になり、社会ではそれが通用しないと分かると「今までは許されたのになぜなんだ!?」という気持ちが家族や社会に向けられ、悲しい事件につながったケースも少なくありません。
「失敗しそうなこと」「苦手だからやりたくないこと」を本人も家族も周りの人たちも早い段階で「理解」して「受け止める」ことができる支援、そこからそれを乗り越えられる力(アマルではそれを「生きる力」と言います)をつける支援、それが「正しい支援」であると考えています。

